涙恋~片思い恋愛〜
「うん!!どこに行く?」


私の心はもう飛び跳ねてしまいそうだった。

拓真くんは、つかもうと思ってもつかめない。

そんな、遠い存在だと思っていたのにー...

気がつかない間に、こんなに近づいていたんだね。



いつもしゃべりかけるのは、私のほうで。

拓真くんからしゃべりかけてくれたことなんて一度もなかった。


そんな拓真くんが、『初デート』に誘ってくれた。

これは夢じゃないよね?

現実...だよね?


「そこら辺は、村上が決めといて。」



拓真くんは、いつものクール発言に戻った。

顔を赤くした拓真くん、かわいかったよ?


「了解です!!」


そういうと、拓真くんはもう私の目の前から消えていた。


よほど、恥ずかしかったんだろう。

拓真くんが、うつむいて話すなんて。


放課後デート、楽しみすぎる!!



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