先輩と恋する私
金髪に近い茶髪が肩につかない程度の長さ。
小麦色の肌。
色素の薄い茶色い瞳。
学校指定の学ランを着崩した感じが妙に似合ってる。
これぞ、まさにイケメン。
「陸斗ー、忘れ物。」
そう言って相馬先輩は陸斗にスマホを投げた。
「わざわざ良かったのに...。」
「ありがたく思えよ〜?」
「まぁ、ありがと。」
「どいたまぁ。」
爽やかな笑顔を振りまく、相馬先輩。
どいたまぁ
どいたまぁ
どいたまぁ
相馬先輩の声で繰り返される...。
あ...
この声どっかで...。
「大丈夫?」
と半笑いした...
「朝のぉ!?」
思わず叫んでしまった。