僕らは妖怪 ~妖怪編~
◆真希Side◆


「とぼけんな!真希は何処だって聞いてんだよ!おとなしくしやがれ!」


進真…?進真がここにいる…?まさか、ばれたの?


恐る恐る戸を開けて外の様子をみてみると


九尾の姿となった潤、その一本の尻尾に巻きつけられている進真。


「何をしてんのよっ!!!」


つい言葉がでてしまった。進真は呆気にとられている潤を見逃さずとっさに尻尾から逃れた。


そしてすぐあたしのほうへ向かった。


「真希!!おおおお前、なっ何もされてないよな?無事か?怪我もしてないか?」


「え…?あ…うん」


コクリと頷くと「はあぁぁぁ」とともに一気に力が抜けたように下にへこたれた。


そんなに心配してくれたの…?


こんなわがままなあたしを…。


「あたしは大丈夫だから…進真こそ、大丈夫なの?」


「俺は男だし全然平気。ましてや怪我もしてないし」


スッと立ち上がると進真は「ほら」といい、背中を向けた。どうやらおんぶをしてくれるのだろう。
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