僕らは妖怪 ~妖怪編~
それに比べてあたしは陰口も言われるわ睨んでくるわと女子からの表的になりかねない。
はあぁ…いっそのこと可愛く化けて登校すりゃよかったな…一様狐だし…。
「あれ?風狐さん一人?珍しいね!」
えっと……誰だっけ?クラスの女子の名前も危ういのに男子なんて顔も覚えてないし名前なんてサッパリ覚えてない。でも
「うん、まぁね」
「へー、なんで?」
う〝この人何気に嫌な人だな。
女子が一人でいる=女子から嫌われてるか友達がいない。に決まってるでしょ!
「なんとなく」
ここは軽く受け流して早くこの場から逃げようとチラチラと教室を見渡した。
女子からの鋭い視線、その視線は「嫉妬」「妬み」があった。
女子ってやだなぁ。