センチメンタル*ガール



「でもあたしは、佑輔と同じ高校や大学に通わなくて良かったって思ってるよ?」



あたしの言葉にびっくりした佑輔は「なんで?」と言いながら抱き締める力を強くする。



「だって同じ学校にいても、クラスいっぱいあるから同じクラスにならないと関わり持てないし



佑輔のこと好きな人いっぱいいそうだし、それを毎日見るのも嫌だし、きっと叶わなかったと思うもん



だからあたしはあのバイト先で佑輔に会えて良かったって思う」



正直小規模なバイト先でさえ毎回ビクビクしていた。



佑輔のこといいなって言ってたクルーはあたし以外にもいっぱいいたし、



お客様の中には佑輔のシフトを聞いてそれに合わせて来店して下さってた方もいた。



佑輔が気付いていたのかどうかは聞いたことないから分からないけど、全部事実だ。



未だに佑輔はどこの会社に勤めてるんですか?って聞いてくる人でさえいるのだから。



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