刻み続ける時計
唯愛の涙を拭く紫苑。


唯愛はその行動に何も感じない。
ドキドキもキュンも、
なにも…。



涙を拭いたあと紫苑は口を開いた。

「1-Aはそんな奴らの集まったクラスだから。
 総合特進S科なんて外見だけだよ。
 たしかに皆頭いいけど、

 だめだ。

 皆裏を持ってるからね」

















その日の夜のことだった。
唯愛の携帯に1件のメールが届いた。
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