短編集~甘い恋~
ゆっくりと藤宮の首元にペンを近づける。


──ブスッ!


「いってぇぇぇ!!」

藤宮は体を起こし、首元をおさえる。

周りは藤宮が怖いので、笑いを堪えている。

「ギャハハハ!ざまぁ♪」

あたしはこんなやつ怖くなんてないから大笑い。


「て、テメェ!」
「ブッ、お目覚めいかがかしら?藤宮くん♪」
「そのドヤ顔うぜぇ!」
「っるさいわねぇ!」
「つーか、首にペン刺すとかマジありえねぇだろ!」
「あたしは先生に言われてやったんだもーんだ!べー!」

なんて低レベルな言い合いだ。


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