短編集~甘い恋~
「こいつ、熱あっから家まで届ける」
「え…へ…きだよ。ケホッ、あんたはみんなと遊びなよ」
「全然平気じゃねーだろ、ボケ」
「なっ!うっさいなー!平気だって言ってんじゃん」

そう言って、いつものように掴みかかろうとした天海だが、
フラッと倒れそうになった。
それを、俺は抱きとめる。


「どこが平気なんだ、バカ。強がんじゃねぇよ」

こいつは、周りの心配ばかりして。


ちっとも、頼ろうとしねぇ。


もっと、頼れよ。


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