ALiCe


「私の屋敷になにかご用でしょうか?」

ニッコリとなんとなく嘘くさい笑みを浮かべたその人。


…ぶっちゃけると変な服装だ。


服自体も普段着とは程遠いスーツでおかしい。

けど何よりシルクハットなのだろうか、大きな帽子がとても目立つ。



「どうかしました?」

「あ、え…と…」

「少し聞きたいことがあるんだ」


私が何とも言えなくなってると、陽が助け船を出してくれた。
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