ALiCe


けど。

いつまでたっても衝撃はこなかった。


それとも気づかないうちに殺されてここは天国だったり?


阿呆なことを考えつつ目を開けてみる。



風景は…うん、さっきとかわらない。


これは私生きてるってこと?



さっきの彼はまだ目の前にいた。

いたっちゃいたんだけど…



「…え」

思わず疑問の声が漏れる。


そこには彼と同じ顔がもうひとつ。
< 60 / 96 >

この作品をシェア

pagetop