wait




あの雨の日から、約一ヶ月。



先生はあたしにとってショックな事を告げてきた。



「青山。家のパソコン、修理だしたから。一ヶ月後には直ると思うんだけど。ごめんけど、あと一ヶ月まだ手伝いよろしくな。」



そう言われた瞬間頭が真っ白になったが素早く取り繕い言葉を発した。


「えっ。先生大丈夫ですよ。家帰っても暇だから、今まで通り学校でやってくださいよ。」



「いや。お前いつまでも手伝わすわけにはいかないし。」



これ以上食い下がると怪しまれると思ったので、わたしは泣きそうになりながらも、そーですかぁ…と呟いた。



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