夢なごり~君の声に呼ばれて~


すると、今まで笑いを堪えていた近藤さんは咳ばらいをすると、私の方を見た。



「桜井君と言ったかな?君は住む所はあるのかい?」



「無いです!」



私は自信満々に即答した。



未来から来たのに、この時代に知り合いなんている訳がない。



「即答ですね」



沖田さんは笑いを堪えているのか後ろを向き、肩を震わせている。



この人はどんだけ、ツボが浅いんだよ…。



「だったら、此処に住むと良い」



「は?」



私は近藤さんの言葉に素っ頓狂な声を出した。





< 40 / 242 >

この作品をシェア

pagetop