夢なごり~君の声に呼ばれて~
すると、今まで笑いを堪えていた近藤さんは咳ばらいをすると、私の方を見た。
「桜井君と言ったかな?君は住む所はあるのかい?」
「無いです!」
私は自信満々に即答した。
未来から来たのに、この時代に知り合いなんている訳がない。
「即答ですね」
沖田さんは笑いを堪えているのか後ろを向き、肩を震わせている。
この人はどんだけ、ツボが浅いんだよ…。
「だったら、此処に住むと良い」
「は?」
私は近藤さんの言葉に素っ頓狂な声を出した。