夢なごり~君の声に呼ばれて~
それから数時間後――。
私は最大のピンチを迎えていた。
「土方さんにお茶を持って行くとかどんな新手のイジメ?」
事は遡ること20分程前。
私はやることがなかったため、井上さんに頼んで屯所内の掃除をしていた。
男所帯ということもあってか、結構埃が隅っこの方に溜まっている。
まあ、掃除とかは家の道場とかのしてたから余裕なんだけどね。
「お、いたいた。舞咲!」
隅っこの埃を雑巾で取り除いていると、原田さんが向こうの方から歩いて来た。