由良さんが呼んでますので





私は生憎だが、暴君で冷酷非道暴力男には交渉で解決しようだなんて優しい感情は持ってないから。寧ろ逆だから


完膚なきまでにひれ伏せて、一生私に頭が上がらないようにさせたいんだよ私は



「で?」

「あう、あの・・・・・」



冷たい瞳で彼を見下げて、いつの間にか正座している彼を蹴り倒しそうになる


私の方が非道っぽくないかな



犬のようにしゅるしゅると縮こまっていく細木くんは、何かを決心したのか、息を大きく吸って、バッという効果音が付きそうな勢いで顔をあげたかと思うと







「お願いします由良さん!このこと誰にも言わないで!それでもって俺と友達になって!!!!!」















「・・・・・・・・・は?」




何 を 言 っ て い る の だ ろ う こ の 男 は




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