風紀委員長の取扱い説明書

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「新入生歓迎会、ケイドロやることになったから。」


放課後、突然風紀室に入ってきた生徒会長のその台詞に、ソファに腰掛けていた静馬は静かに言った。


「小学生じゃ無いんですから、ケイドロはさすがに…。」


「うるさいわね慇懃無礼。とにかく、決まった事だから。」


生徒会長…星崎美嶺は、そう言ってクルリと出ていこうとする。


「待て。……新入生が泥棒か？」

「そうよ。」


麗の言葉に、美嶺が頷く。


「あなたたちはいつも通り見回りと審判をしてくれたら良いわ。」


それじゃ、と今度こそその豊満な胸を揺らしながら美嶺は風紀室を出ていった。