秘密がバレたとき


ムカついてムカついて
やりきれなかったあたしは
次の日またTELをした。


「拓斗~
あたしもゲームしちゃったから おあいこね」


嘘ついた。


「本当か?」


「嘘なんかつなかいよ
だから 許してね」


少しでも 昨日のあたしの気持ちを知って欲しかった
どんなに胸がいたかったか…


だけど それが失敗のもとだった。


「ふざけんな!!
売り言葉に買い言葉みたいにすんなよ!
誰だ?相手は?」


「言わない
言っても拓斗の知らない人だから」


「ああ わかった
別れるって昨日言ったのは次のヤツがいたからだろう
望み通り別れてやるよ
じゃあな」


って それっきり


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