恋……スル?-小沢 圭治編-
今にもこめかみに怒りマークの青筋を浮き上がらせそうな圭治さんと、ふふんとしてやったりのお姉様方…。


私は絶対に彼女達を敵に回すまいと心に誓った。



それからの圭治さんは、意気消沈した様子でもう何も口答えしようとはしなかった。


彼女達が何をしに来たかというと、実家に届いた圭治さん宛ての送り物を持ってきてくれたらしい。


なんだかんだでそのやり取りを交わす三人にクスッと笑いながら、私はさっき圭治さんが落とした本を棚に戻そうと拾い上げた。



「……ん?」



本と一緒に何かの用紙が落ちたらしく、それも拾って何気なく見てみる。


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