恋……スル?-小沢 圭治編-
その男の子は思い出したように専務の方に向き直ると、「あ、すみません」とペこりと頭を下げる。


一応そのへん常識はわきまえてるみたい…だけど。



「なんだ、彼氏出来たんだ。…残念」


って私の耳元で囁かないで!

しかも彼氏じゃない!!



「~~~もうっ、早く自分のとこに戻って!!」


「はいはい、ゴメンなさい。じゃあまたね、お姉さん」



ひらひらと手を振り、無邪気な笑顔を見せて彼は自分の席へと戻っていく。


もう…何でこんなとこで会うのよ…。


深く息を吐き出してチラリと彼の背中を追ってみると…

私はまたしても意外な人物を見付けて目を見張った。


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