恋……スル?-小沢 圭治編-
長身の専務には嫌でも見下される形になってしまう私。
フッと鼻で笑われても、年齢を感じさせない端整な顔だけに文句の付け所がない。
何よ何よ……!
私だって担当のお客様を任せてもらえるくらいになったんだからね!?
ドジでのろまな亀でも、経験を積めばそれなりに成長すんのよ!
今に見てろよ、この鬼上司!!
……と、またしても心の中で怒り心頭していた私に、専務はコロッと態度を変えてこんなことを言う。
「でもこの間の増村様のデザイン画、直したのは良い出来だったぞ。増村様もかなり満足されてたようだし。
お前はお前のペースで頑張れよ」

柔らかな微笑みを浮かべてポンッと肩を叩かれると、なんだか調子が狂ってしまう。
フッと鼻で笑われても、年齢を感じさせない端整な顔だけに文句の付け所がない。
何よ何よ……!
私だって担当のお客様を任せてもらえるくらいになったんだからね!?
ドジでのろまな亀でも、経験を積めばそれなりに成長すんのよ!
今に見てろよ、この鬼上司!!
……と、またしても心の中で怒り心頭していた私に、専務はコロッと態度を変えてこんなことを言う。
「でもこの間の増村様のデザイン画、直したのは良い出来だったぞ。増村様もかなり満足されてたようだし。
お前はお前のペースで頑張れよ」

柔らかな微笑みを浮かべてポンッと肩を叩かれると、なんだか調子が狂ってしまう。