だから君に恋をしたんだ。
第一章 まさかの再開

千草の話

あれからどうにか、二時間で荷造りを終わらせて連絡をした。
現在夜中の3時…。

もう、別れるのか…。寂しいな。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

半日電車に揺られ着きました!灘町!
悪霊の匂いプンプンなんだけど!ヤバイな。コレ。

「さて、各自荷物を置いて着替えて、学校に挨拶をしにいくわよ!」

「祐介の中学も行くんだよね?」

「もちろん。さぁ、まずは祐介からよ!」

「お、おい、まだ着替えてないって!おい!」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

紫桜学園(しおう学園)

「はは、祐介と同じだったとは。」

なんと、国立の学園でした。
私はそこまでレベル高くないんだけどな…。

ん?てことは、裏口入学…だよね、どうみても。
結構ヤバくない?
監理局の言うことは解らないや。

「でもさ、場所も違うだろ。俺中等部だし。」

地図をバックから出して、中等部を指差した。
学校は、中央に大噴水。周りは芝生が占めていた。
中等部は大噴水の真上に書いてあった。

……なんつー広さですか?ココは。
中学生約500人もいるのに、中等部の図がちっちゃい。

「…。高等部は?」

「それぐらい自分で確認しなよ。ホラ、ここ。」

祐介が指差した場所は、大噴水の真下。
これまた、高等部の図がちっちゃい。

「……。あ、うん。そういう…事ね。」

「大丈夫か?ねーちゃん」

「あ、うん。多分、へーき、だよ。多分。」

「全然ダメじゃん…」
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