キラリ
時間が経つにつれ、さみしさが込み上げて涙が出そうにもなったが、それも何とか我慢した。



一人でさみしさや悲しみに耐える様子が、いかにも「悲劇のヒロイン」のようだけど

私は、そんなんじゃない。


悲劇のヒロインなんてどんな目に遭っても

最悪、死んでしまっても、美しいままでいられる。


私よりよっぽど幸せだと思う。



醜く生きる。


これ以上の不幸は無い。
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