放送部からお伝えします
−rlapp−




「……なんだったんでしょうね? タケルさん」


坊主頭の男が、生徒手帳を拾おうとした男、タケルに話しかけた。

……たぶん、このタケルという男がリーダーだろう。


「中学生か……? あの制服は蘭生学院……」


「結構可愛かったな……」


大柄の男が言う。

さっき笑ってたうちの一人だ。


「今日は女の子達が居んだろ?」


タケルは振り返って、同じ雰囲気の女の子達に囲まれに行った。


「そ、そうっすよね! あんなガキ……」



「でも、」


坊主頭の男が言葉に合わせようとすると、タケルは振り向いて言い出した。




「いつか絶対、遊んでやるよ」





獲物を狙うような目で。


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