青空カフェ
「食べられるものじゃないですよね・・・?」
「全て食べられますよ。まぁ、僕のおすすめは、恋のカケラですね」
優しく、何か包み込むような暖かい笑顔が
日奈子の心を落ち着かせる。
「うーん、じゃあ、それでお願いします。」
迷った挙句に、店主おすすめを選択。
「わかりました。少々お待ちください。
久しぶりのお客様なので、いつも以上に腕をふるいますね」
「あ、ありがとうございます」
(なんだろう・・・。この感覚。店主さんになぜか、心を許しちゃう感じ・・・・)
「お客さん、最近、恋のことで悩んでますか?」
「えっ!?なんでわかったんですか?まぁ・・・はい、つい最近別れたって感じですね」
「僕、なぜか当たっちゃうんですよね(照)僕でよかったら、なんでも聞きますよ。
あ、まだ初対面だし・・。なんかすいません。」
「私、あまり初対面の人とは話せないんですけど、店主さんはなぜか、心を許しちゃうんですよね・・。相談に乗ってくれませんか?」
「ありがとうございます。相談になんでも乗りますよ。僕でよかったらですけど・・・」
「でも、その前に、料理が出来上がったので、そちらからお召し上がりください。」
「はい!」