FlowerRose
「あ〜あ、なんか萎えちゃったなあ」
カイはそう言って大きく伸びをした
「この続きはまた明日…ね♪」
あたしにウインクをして天使でも悪魔でもない笑顔を見せた
「ほら、早く服着ろよ」
「へ?」
「送ってく」
「あー、やっぱ閉まってんな〜校門」
カイは側にある塀に手を掛けて、そこから降りた
「ほら、お前も」
塀の向こうからカイが言う
「ええ〜?無理だよ〜」
「オレが受け止めてやっから」
「…分かった」
あたしは塀にのぼり、カイを見た
「ほら」
「…えいっ!!」
あたしはカイに抱き着いた
「…お前、さっきも思ったけど、胸デカイな…」
「やっぱ変態!!」
あたしはカイを引き離し、先を歩いた
「英ちゃん家どっち?」
「あっち!!」
「な〜に怒ってんだよ〜?」
「もう知らない!!」
あたしとカイは並んで歩き始めた