FlowerRose
「アイツと…したのか?」
「ち、違うよ!!アレは無理矢理だったし!!」
「アイツ…!無理矢理したのか!?」
修人はあたしをベットに押し倒した
「しゅ、修人…?」
「…俺、ココに来る前、本屋に行って、色々勉強して来たんだ…!だから、しよ…?」
ええぇぇええーー!!!
修人ーーー!!!???
君にしたら爆弾発言だよーーー!!!???
「英子…!」
修人はあたしの名前を呼ぶと、唇を重ねた
「…んっ!」
キモチワルイ
嫌だ…!!
このキスはカイじゃない
カイがいい…
カイじゃなきゃ嫌だ…!!
「いやあっ…!!」
あたしはそう言って修人を突き飛ばした
「英子……なんで俺じゃダメなんだよ!!なんでアイツがいいんだよ!!」
「イヤなのっ!!あたしに触れるのはカイじゃなきゃイヤなの!!カイだったらいい!!カイにだったら何されてもいい…!!」
「なんで…!!こうなったら無理矢理しかないな…」
「えっ!?」
修人があたしのシャツのボタンを外し始めた
「やっ…だぁ!!!」
あたしは泣きながら言った
それでも修人はやめようとしない
その時――
「英子ー!修人くーん!!ご飯よーー!!降りてらっしゃーい!!」
「……………」
あたしと修人は無言で階段を降りた
どうにかその日は修人に襲われずにすんだ
あたしはこの日、なかなか寝付けなかった