FlowerRose
「…じゃあ…約束 俺は絶対英子が嫌がるような事はしない」
修人はそう言うと、小指をあたしに向けてきた
あたしもゆっくりと小指を出した
「ゆーびきりげーんまん嘘ついたら針千本のーます!指きった!」
修人は手を離すと、目を細めて笑った
「じゃあ、明日、またな!」
修人が自分の家に戻ろうとしたので、あたしは思わず修人のシャツを掴んだ
「…英子?」
「あっあたし!もっと修人と話したいっ!」
咄嗟に出た言葉
でも本当にそう思った
「じゃ、話そっか!」
修人は窓枠を乗り越えて
あたしの部屋に入って来た
「なんなら今日泊まる?」
「も、もおー!!何言ってんのよー!!」
あたしと修人は笑い合いながら、他愛もないも話をした
今までの溝を埋めるように