FlowerRose
「うあーっ!凄い凄いすごーい!!」
華麗にジャンプするイルカを見て、あたしはつい大声を出してしまう
「英子!ちょっと静かに…恥ずかしい…」
「…ごめんなさい…」
周りの人達があたしと修人を見て、クスクスと笑う
あたしと修人は顔を赤くして小さくなった
――イルカショーが終わり、あたしと修人はこの水族館名物のソフトクリームを食べていた
「うまー!何コレ!?家の近所にもこの店置いてほしい!!」
「よくしゃべるなー…英子…」
「だって、楽しいじゃん!修人と二人で水族館なんてさ!」
あたしは修人に向かってニッコリと笑った
修人もそれにつられて、無邪気な笑顔を見せた
「そうだなっ!」