知らない闇と、骸


私の特技の一つ。
全て無かったことにする。


私の記憶から簡単に、ルークは消されていく・・・。そんな感覚。
「おい、アレン?」
「ちょっとジロ。私の許可無くあなたの知人を入れないでくれる?全くもう・・・。」
「アレン、こいつが困ってるぜ?」
「ジロ私は判らないの。この人はあなたの知り合いじゃないの?」

私とジロとの会話に入ってこない、これないルーク。



「あ、これなんて怪しくないかしら?」
机の奥から出てきたノートを鞄の中に入れる。
「何だ?今の。」
「お父様の、手帳よ。」
それからもお父様に関するものを次々入れていく。



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