複雑な感情、365日。


やがて100m走は終わり退場へ。

あたしは3位と
まあまあな成績を残した。

皆流れるように
退場門へと走ってく。

それに出遅れたあたしは
立ち上がる時
よろめいてしまい、
その流れにのれなくて

―――ドンっ!

誰かとぶつかった。

「・・・ぇ」

―――倒れる・・・っ

そう思った時には遅く、
目の前には地面が広がっていた。
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