†危険な男†〜甘く苦い恋心〜Ⅱ
「いってぇ……何すんだよ、樹里」
「最低!もう廉とはエッチしないから!」
あたしがプイッとそっぽを向くと、廉が後ろから抱き着いてきた。
「機嫌直せよ、お姫様。」
チュッと頬に優しくキスをする彼。
もう、これだからあたしは廉に弱いんだ。
「じゃあ、もう一回しよ?そしたら許してあげる」
「ふっ。了解、お姫様。」
あたしと廉は微笑み合い、再びベッドになだれ込んだ。
これからも、ずっとあたしの傍にいて……。