淫らな眠りへの誘い
彼との高校生活2
私が襲われた次の日・・

大ちゃんにまとわりつき腕を絡める麗華先輩はを見た。

付き合ってるの?
部活が終わって一人でいる大ちゃんに聞いた
いつの間にか近くにいた麗華先輩・・
しつこくて迷惑・・そう言われ突き飛ばされた・・

迷惑・・
そう言われれば否定は出来ない・・
襲われたり・・つけられたり・・
そういうことが多い私・・
登下校も一緒にしてくれた・・

好きな子ができたなら私の存在は迷惑だろう・・
先輩は綺麗で大人っぽい人・・
子供っぽい私とは大違い・・
大ちゃんのこと好きでもグズグズ言えずに大ちゃんの優しさに甘えていた・・

田中君の言うとおり部活をやめた・・
大ちゃんと先輩が仲良くするのを見るのはつらい・・
離れたら二人の中も気にしなくて済むかな・・そんなことを考えていた。
でも・・
家が近いとそんな願いも届かないんだね・・

部活をやめた私は午前中、家中を掃除した・・
動いていると気が紛れる・・
掃除機をかけたあと空気の入れ替えのため窓を開けていた・・
少し頑張って今まで出来なかった片付けとかして・・
忘れていた窓のこと・・

夕方雨が降ってきた・・

あっ・・窓を開けたまま・・
急いで窓を締めようと自分の部屋に行った。
大ちゃんの部屋の真正面の私の部屋・・

揺れたカーテンから中が見えた・・
先輩の後ろにいる大ちゃん・・先輩の腰を支えている・・
経験のない私でさえ分かる行為・・
先輩は気持ちよさそうに声を上げている・・

ショックで声を出さないように口を押さえ後ずさりした。
大ちゃんと目があった・・

涙が止まらない・・
あんなこと大ちゃんはするんだね・・

大ちゃんが遠くに感じた・・
もうその距離は近くならないほどに・・
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