イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
「じゃあ……いつも通り、勉強を始めようか。昨日のとこ、授業でちゃんと答えられてよかったね」



「あ、はい! 白丸先輩のおかげです」



今日の数学の授業で、昨日教えてもらったとこをちょうど当てられたんだ。



難しい問題だったから、先生にも誉められた。









「そんなことない。葉月さんの呑み込みが早いからだよ」



「白丸先輩……」



白丸先輩は、優しい眼差しであたしの目に軽くかかった前髪を、そっと指でよけてくれる。



指が少し額に触れて、あたしはそれだけで心臓が止まりそうにドキドキしていた。




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