イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
「今日はなんだかソリが合わないみたいだな……帰るよ」



そんな……!



「ゴメンなさい、あたし……もう、あんなこと言いません。生徒会の旅行も、行って下さい」



涼風さんとのことは、まだわだかまりが残ってるけど、こんなことで白丸先輩に嫌われたくないよ……。



白丸先輩の制服の裾をつかんで、必死に懇願する。



もう……泣きそうだよ。



今にも泣きそうな顔をしていたのか、白丸先輩はフッと表情をやわらげると、もう一度席に座った。









「わかればいいんだ……もう、あんな子供じみたことは言わないこと」



白丸先輩はあたしの頭をそっと撫でる。



この行為自体が子供にすることだけど、許してもらえたんだ……よかった。



「はい……」


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