イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?
キャーッ、火が消えちゃうっ……!



「藤くん、あの……キャンプファイヤーの噂……」



「知ってる。なに、俺と愛を誓い合いたい?」



滅多に見れないっていうか、初めて見せる藤くんの甘い表情に、あたしの頭はクラクラしてくる。



ウンウンと縦に思いっきり首を振ると、藤くんがプッと吹きだした。







「言ってやらね~。そんな噂に乗っかってたまるかよ」



「ヒドいっ……」



「そんなのどーでもいいし。付き合ってるっていう事実だけじゃ、不満?」



「ううん……嬉しい……」



「だろ?」



お腹の辺りに、そっと藤くんの手が伸びてきて、背後から優しく抱きしめられた。


< 386 / 448 >

この作品をシェア

pagetop