【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐






「ごめん、花蓮。





 花蓮は待ってて」







 理紗の言葉に





 私は驚いた。







「なんで…?」






 そりゃ、恋人同士の話だけど




 仲裁役くらい必要な気が…。




「だって花蓮がいたら私、





 花蓮に甘えちゃうから」





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