テディベアの彼女
「着いたよ。」
そんな感じでしりとりをしてるうちに寝てしまっていたらしく、
気づけば目的地に着いていた。
私が半分寝ぼけてる間に、幹斉が助手席のドアを開けてくれる。
お礼を言って車を降りた私の目の前に現れたのは、
目を疑うほどの立派な門。
「ここが本家。
分家の陰陽師も、報告やら調べ物やら修業やらで沢山いるから、
中に沢山人がいると思うが…
びっくりするなよ。」
びっくりするなよ、って…
そんなに沢山いるの?
いまいちイメージしきれない。
「幹斉は親戚沢山いるんだね。」
「…まぁな。
とりあえず入るぞ。」
私の質問に、苦い顔をして答えた幹斉。
…何かあるのかな?
ちょっとした疑問があるけど、今はそれより
この大きな門の先にある世界に心踊らされている。
幹斉が門に手をかけて、ぎぃぃ…と開いた。