テディベアの彼女
一年後、
綾の封印が行われた場所に、何故か桜の木が生えてきた。
綾の木と名付けられたその木の成長は異常で、
五年後、
綾の木が満開の桜を咲かせた年に
陰陽師の一族には双子の女の子が生まれ、
真琴(まこと)、綾(あや)と名付けられた。
2人にはなんの能力もなかったが、
当主である父、幹斉と
芸能界で活躍し、当主に並ぶ力を持つと噂された有人に
気持ち悪いくらいの愛情を注がれ、大きな病気もなく育ったという。
「良、綾ちゃん。」
「お帰り。」