天神学園高等部の奇怪な面々35
一方、学食で食事を終えた小夜は、屋上に来ていた。

いつもならば昼休みの残り時間を利用して修行に勤しんでいる男が、ここにいる。

『龍太郎君』

「お、小夜か」

屋上に上がってきた小夜に気付いたのは、スペシャルバカだった。

制服の下にはまだ包帯が残っている。

タイマントーナメントでの負傷は、流石の彼でもそう簡単に治るものではないらしい。

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