天神学園高等部の奇怪な面々35
そんな完璧超人と奥方のもとに。

「にゃんにゃん先生」

リディルが歩み寄る。

「お?勇者嫁」

やや酔いが回り、トロンとした目でリディルを見上げる完璧超人。

名前の呼び間違えをツッコまない辺り、明日は記憶がないかもしれない。

「ちょっとここ座れ勇者嫁、お前勇者とはどうなのだ?」

「どう…って…?」

いきなり説教。

戸惑いつつも傍らに腰を下ろすリディル。

「勇者とは結婚してどのくらいになるのだ?いつまで新婚生活のつもりなのだ?子供は?子供はどうなっておるのだっ!」

「えっ、ええぇええぇぇっ…」

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