狼男VS妄想彼女

第一章

ある日私が夕飯の買い物を済ませて帰宅途中に事件は起きた

・・・。

後をつけられてるような?

気のせいかな??

最初は気にしないで鼻歌を歌いながら歩いていた

でも、ずっと同じ感覚で私の後ろを歩いているので

気持ちが悪くなって、早足にした

そしたら、後ろの人も早足になった

これ絶対私の跡付けてるだろ!???

こんな時、変なことを考えてしまう

私の悪い癖?

うふ(笑)やっと私の魅力に気づいたのか♡

もう、おそいぞ~ヾ(✿❛◡❛ฺ)ノ

なわけないやろぉー!!

・・・。

一人でノリツッコミは悲しい(泣)

せめて、友だちがいれば・・・。
こんなことを考えていてもしょうがない

とりあえず、後ろの人をまこうか

よし、ここを曲がろう

・・・・。

・・・・。

墓穴掘った(汗)

ここはどこ? 私は誰?

私は美奈子 わかっとるやないか―

うん。 悲しい

でも、ホントに道に迷った

どうしよう(焦)

後ろの人はどんどん私に近づいてくるし

怖いよ

・・・。

ヤバァー 終わった。

行き止まりやん

しかも、さいやくなことに

後ろの人も追い付いてきちゃいました(≩∀≨/

笑い事じゃねぇーよ

ヤバいよ!  どうしましょ

とりあえず、後ろの人確認してみようか

ねっ!

そうしないと何も始まらないし

はい! せーの グルリン

・・・。

・・・。

わぁーお 不良 んー 7~8人ぐらい??

とりあえず、買い物袋おこうか

疲れたからね

ふぅー 最近肩こりが激しくてね

私はおばはんか!

・・・。

・・・。

はい!すべったねぇー

ピュルリーじゃなくて、ヒュルリーだ

どっちでもいいけどね!

「ねぇお姉ちゃん」

「私はあなたのお姉ちゃんではありません」

「じゃお姉さん」

「私はまだそんな歳言ってません」

「じゃ何?」

「とりあえず、何か用ですか?」

「一緒に遊ぼ!」

「これから、夕飯作らなきゃいけないので無理です。」

「へぇ~ 家庭的♫」

「だから、通してください」

「だめだよ」

「つーか、早くヤちゃえよ(笑)」

・・・。なにあの人爆弾投げ込んできたよ!??

一気に脳内爆発して頭真っ白になったわ!!

ヤっちゃえよ?

ばかじゃねぇーの?

誰がお前らとヤるかっての!

あっ! いわるゆこれかレイプってやつか

この前みんなで話してたんだよね~

でも、お父さんと源太は「美奈子は襲われないから」

っていわれた。

何で?ってきいたら

「そこまで魅力ないやん?」

だってさ

まったく失礼しちゃうよねー

現に今襲われかけてるからね

まったくもー

ってこんなこと考えてる暇なかった・・・。

どうしたらいいんだろう?と考えていると

背中に激痛が走った

不良たちに押し倒されたのだ

「痛い! 離せ」

「やだね(笑)」

根性腐ってる

「離せ やめて やだぁぁぁぁー」

必死で抵抗する

でも、男の力には勝てない

あまりにも私が抵抗するため、おとなしくさせるために

不良の一人が私を平手打ちした

「ッッた!!」

その瞬間に服は破られた

「いやぁぁぁぁー」

あらわになる私の下着

今日は可愛いの着てたんだなってそういうことじゃないよ!!

「へぇ~ ピンクね」

「ピュアって感じ」

でしょ!

「純粋だね」

でしょ!

って不良に共感してどうすんだ

「離せぇぇ~~~~~~~~~!!!!!!!!!」

どんなに必死に抵抗してもかなわない

すると、スカートに手が入ってきた

気持ち悪い

何でこんな日に限ってスカートなんてチョイスしたんだろう

自分を呪いたい

また違う不良がブラのホックに手をかけてきた

「いやだぁぁぁぁぁぁ」

その時

「おい!やめろよ けがらわしい」

不良と私は声のした方を向く

何? あの人黒い服に深くフードをかぶって、マスクをしてる

一見みたら、変質者だよね?それとも不審者?

この際、どっちでもいいから助けてください

「あんた誰?」

「人に名前を聞くときはまず自分から名乗るって習わなかったか?」

「ハッ?」

不良たちは邪魔されたことにイライラしているのに

相手に喧嘩を売られたため、さらにイライラしている

今にもブチギレて喧嘩になりそう

「リーダーとりあえず、こいつ片づけちゃいましょう」

「そうだな」

「みんな、一気に片を付けるぞ」

「「「「あい!」」」」

そして、不良vs変質者(?)の戦いが始まった

でも、変質者はただ不良の間を通って私の方へ向ってくる

その間、不良たちはなぜ攻撃しないのか?

私を押さえてる不良と私は考えていた

変質者が最後の不良の間を通ったとき

みんな一斉にバタバタバタと倒れて行った

・・・。

この人何者!???????

そして、私を押さえてる不良に向かって

「あいつらみたいになりたくなかったら、とっとと俺の視界から消えろ」

その前に、あなた視界見えてるんですか?

私は変質者に言いたかった

でも、威圧感が半端なくて私を押さえつけていた不良は

仲間を連れて逃げて行った

「とりあえず、あんたこれ着て」

「えっ?」

変質者はパーカを貸してくれた

「助けてくれてありがとうございます」

ちゃんとお時儀をして、相手の顔を見たら・・・。

イケメン!!!!!!!

しかも、目が金色 きれい

「なんだよ」

顔をじっとみすぎてしまったみたい

「何もないです。この服どこに返せばいいですか?」

「いらない」

「えっ? でも」

「俺がいらないんだからあんた持ってれば?それか捨てれば?」

「・・・。でも」

「しつこい」

これ以上言うとおこらえそうなので、やめた

私は買い物袋を持ってさっさと帰ろうとした

そのとき、手を掴まれた

「何ですか?」

「今日夕飯なんだ?」

「ミネストローネとムニエルかな?」

「助けた代わりに夕飯ごちそうしろ」

・・・。何この人? めっちゃ俺様なんですけど


「わかりました。」

助けてもらったんだし、いいか

おkした瞬間に変質者の目がきらきら光った

「じゃ、とりあえず迎え呼びますね」

「どうやって?」

「携帯・・・。家に忘れてきた」

私ってばどぢ(泣)

「袋持ってやるよ」

「えっ?」

私が早く渡さなかったからか、袋を私から無理やり奪った

「道案内早く」

いわれるがままに道案内した


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