抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
「そういう事なので、

しばらく、秘書室の電話番は、

楓様に任せますね?」

・・・

そう言ってニッコリ微笑んだ神田は、

部屋を出ていった。

・・・

楓は、

オレの顔を見て、苦笑い。


「今、斎藤も、出張に出たからな?」


・・・


「さっき、気を付けるって言いましたよね?」


・・・


「二人きりだしな?

覚悟しとけよ」


「?!!」


・・・

オレはもう一度、楓を抱きしめた。

・・・

あんな男に、

楓を奪われてたまるもんか。

・・・

そう思いながら。
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