抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
「いつも神田の出迎えで

嫌になってたけど、

たまには、女の秘書に

出迎えられるのもいいもんですね?」


・・・

斎藤の言葉に微笑んだ。

・・・

その時だった。

・・・

社長室のドアが開き、

拓哉は慌てたように、

秘書室にやってきた。


「斎藤」


「なんですか?」


「今から長野に飛ぶ。

向こうの工場がトラぶったらしい」


拓哉の言葉に、

斎藤の顔色も変わった。


「お一人で?」


「いや・・・

楓」


「?!なんですか?」

「一緒に行くぞ」
< 106 / 480 >

この作品をシェア

pagetop