抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
すると、拓哉は微笑み、

「俺達の救世主が、

窮地から救ってくれた。

ここまで送ってくれたんだ。

…楓。

何でオレに黙って、

司のところなんかに行った?」

・・・

私はギクリとした。

・・・

内緒だったのに、

何で知ってるの?

・・・

「何で知ってるんだって顔だな」

・・・

目が泳いだ。

・・・

「神田が、

楓の行動が気になったらしくて、

プライベートだから気は引けたらしいが、

心配で、後をつけてくれてたらしい。

会社にいたオレに、

司といると、慌てて連絡が来た」


「救世主は神田さん?」
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