抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
ドアを閉められる前に、

ギュッと楓の手を掴み、

半ば強引に、

オレの部屋に入れた。


「さっきも言いましたよね?

初めてなんだから・・ん・・」

・・・

言い終わらないうちに、

キスで口を塞いだ。

・・・

とろけるような、

甘く優しいキス。

・・・

そのうちどんどん深く、

・・・

楓はそのキスに酔っている。

・・・

カクンと足の力が抜け、

オレは楓を片手で支える。

「楓の不安は分かる・・・

手取り足取り・・・

一から教えるから、

オレにすべてを預けて」

耳元で優しく囁いた。
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