抱きしめたその後は・・・【おまけ完】
「そんなこと言ってると、

本当に今まで通り、

しごかれますよ?」

そう言って入ってきたのは、神田。

「でも、あんまり気を使われると、

こっちが疲れますから」

・・・

そう言った私の肩を、

斎藤が掴んだ。

「じゃあ、お言葉に甘えて、

今まで通り、ビシバシ・・・」

そう言って怪しい笑顔を見せた。

・・・

笑顔が引きつる私。

・・・

クスクス笑う神田。

・・・

言ったことは、

撤回できないのかな?

なんて、

今頃後悔しても…遅い?

「あ。おはようございます、社長」

神田が拓哉に頭を下げた。

「おはよう。今朝も、

楽しそうだな?」

「「どこが?!」」

私と斎藤の声が重なった・・・
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