夜籠もりの下弦は恋を知る
「そっか、なら…上手くいくかな…?」
彼らの幸福を願う潤の気持ちに、重衡は柔らかく微笑んだ。
「さあ?あの二人次第ですからね。まあ、大丈夫だとは思いますが」
どこか自信ありげに言うところを見ると、確信ありのようだ。
潤もそのを自信を信じることにした。
「さてと…潤さん、維盛の話はこれくらいにして、本題に移っても構いませんか?」
(ハッ!!そうだよ!!あわす顔がないのは私もだった!!)
逃げ道を目で確認したら、すかさず出入口を塞ぐように移動する前世の夫。
(に…逃げ場、無し…!)
「潤さん」
「は、はい!ナンデショウ!」
突然固くなった彼女に苦笑い。
「そんなに緊張しないで下さい」