Diva~見失った瞬間から~

私は、家に帰るといつも1人。

言葉を投げ掛けても、

そこに残るのは寂しくて、怖い沈黙。


テレビをつけても、ラジオをつけても、

ゲームをつけても。


どんなに音を部屋に充満させても

私の沈黙は消えなかった。


この沈黙は、

私を孤独感に引きづりこむのには

十分な条件だった。


寂しい…悲しい…苦しい…辛い。

そんな感情も無くなって…

今の私は孤独感しか感じなかった。


けど、時間が減るなら。

少しでも…この時間が減るのなら。

孤独感を味わう時間が減るのなら。

1人あの大きな家で

過ごすあの沈黙が減るのなら。


そうだとしたら。


私は、迷いはしなかった。


「……分かりました。」




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