【完】俺以外のヤツを好きになるの禁止。





「く……っ」


九条君は唇を噛み締めた。


「ごめんなさい……」


もう、謝るしかない。



「許さない………」



「……え……?………」



「俺がこんなに未愛を想ってるのに……っ!!!!」


九条君はそう言うと、私を押し倒すように私の上に飛び乗ってきた。



「ちょ……っ、九条君!!!!?」



すると九条君は私の制服のブラウスに手をかけた。


「や………っ!!!!」


必死に抵抗する私。



「もう……力づくで俺のものにする……!!!」



───その時だった。
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