イズミの主義



智樹とは違うクラスだったけど
それがきっかけで仲良く過ごした





『いつも一番後ろの車両に乗ってるから!』





『メアド交換しよ!』




『ちょっと降りてどっか寄ってかない?』



智樹の気持ちには気づいていた



毎朝同じ電車、
部活のない月曜日は一緒に帰り
別れるやいなやすぐに送られてくるメール



でも嫌じゃなかったから
くるように答えていた



そんなある日
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