「~あなたへ~」

☆ 彰吾side

知らない大雅に、ついて行って大丈夫か?
騙されたり、何かされてんじゃねーよな。

何で、俺が奈々子の心配しなくちゃいけねーんだよ。
奈々子だって、女だし・・・

よしっ!今は、弁当を食うのみ!!!



・・・って言っても、やっぱ気になるよな。
ちょっと覗いてみるだけならいいよな。

大雅の行きそうなところを探して、やっと屋上で見つけたのだった。

「・・・ッ!」

告白をされて、大雅と奈々子がキスをしているところだった。

なんでキスしてんだよ。
しかも、嫌がってねぇーし・・・

その前に、俺はなんでショック受けてんだよ。

「・・・クソッ!!」

彰吾が言ったのと同時に、奈々子と視線が重なった。

「あっ、彰吾!」


奈々子は何、焦ってんだよ・・・


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